異常、異常、以上?
異常気象
見たこともないような異常気象が続きますね〜
12月12日に八方尾根スキー場に出勤した時に発生していた全層雪崩
全層雪崩というにはあまりにも小規模で不完全だが…
積雪層全てが崩れ落ちているのでこれは全層雪崩に当たる
この日は朝から雨で綺麗な虹が出ていた。
12月ですよ?
去年は1月に全層雪崩を観測して異常だ!異常だ!と騒いでいたわけです。
それが今年は12月に全層雪崩って…
もはや笑うしかない笑
こうなったら来年は11月に全層雪崩が出るって予想しておきます笑
もうほんとにそんなレベルで異常
かと思えばお隣のスキー場ではグライドクラックが7日の雨の影響で8日に発生したらしいです。
繰り返しますね。
12月ですよ?
雪が降らないことを単純に嘆くことも出来るのですが、小さいながらも起きてる現象に目を向けて行くのは大切ではないかと私は考えています。雪がないながらに積雪が少ないところに雨が降って全層雪崩が発生しているわけですから
状況から言ったら22-23シーズンと同じことが起こっているわけです。
ということは今シーズンもこのまま暖冬でシーズンが進行するのであれば、去年と変わらないくらい全層雪崩の危険性が高いのかな?と考えてしまいますよね。
それが12月から始まっているのかと考えると頭が痛い
去年は1月に全層雪崩が発生していることを考えると今シーズンも気温次第では1月にも2月にも3月にもシーズンを通して全層雪崩が発生するのか!?と考えてしまいます。
そう考えると
日本中をまわって抱いた危機感、雪崩事故は起こる
雪崩事故は起こる
仰々しいタイトルですが、結論から先に書きます。
数年以内にスキー場のコース内で雪崩による死亡事故が発生すると思います。
こんな事は書きたくないですが、日本中をまわって危機感を抱き書くことにしました
昨年の春に抱いた危機感、全国のどこかのスキー場内で雪崩事故が起こるというのも現実味を帯びてきてしまうのか…
地球が怒って沸騰しているのか?
かと思えばこんなニュースが飛び込んできてびっくり
12月ですよ?
土砂災害って…
勤務しているスキー場の脇で発生して尚且つ
実家が被害を受けました…(怪我など、建物などへの被害はありませんでした)
このニュースから伺えるのは
「50年この地域に住んでいるがこんな経験はしたことがない」
専門家の「融雪時の災害に対する基準値がない」
の2つの言葉がとても印象的でした。
初めての現象(災害)ということで
今後も暖冬のシーズンはこういったことが起こりうるので対策を検討していくということが必要ということですよね…
経験則が通用しない
近年よく耳にするのが
10年に一度の寒波、50年の一度の大雨
何十年に一度の小雪だとか、猛暑、干ばつ、大雨、災害
言い出したらキリがない
私たちの世代は数年とか数十年、数百年単位の気象や自然災害が起こる激しい時代に生きているということを再認識しなければならないと改めて考えさせられました。
それに加えて今まで起こり得なかった自然現象や自然災害まで起こっている
そうなってくると経験則が全く通用しないなと思うわけです。
今現場で感じているのは
雪崩発生のメカニズムに変化は無かったとしても季節感という概念が通用しなくなっているなと感じています。
例えば、全層は春に出るものという概念はもはや通用せず。
春の気温上昇や日射による湿雪雪崩みたいなものもハイシーズンに発生するようになってきている
この2年は特に雪崩の季節感というのが無くなったなと感じています。
融雪水を見て思うこと
11月12月に降った雨や気温上昇によりせっかく降り積もった雪もガンガンと溶け出している。
融雪水を見て思うのは、せっかくの降雪が溶けて滑れないじゃないか!
という感情ではなく(数年前まではそう思っていたな)
農業に従事している現在は来年使う予定の水資源が…という目でいる自分がいます。
詳しくは水不足=雪不足+雪崩不足? を読んでみてください
以上
今起こっている現象をどのように受け止めて考えるべきか
異常な気象現象も年を追うごとにひどくなり、経験したことないような災害が発生するようになってきた。
「これまで以上に異常気象が悪化(深刻化)してきている」
「これ以上悪化しない」ことを願っては止まない