20年かけて夢を達成した話

2025年になりましたね。
2025年は激動の年になると言われています。

どんな年になりますかね。

今年は順調に雪が降り続いており、スキー場では恵みの雪となっております。
ただ、例年とは違うのはとにかく“温かい“ということ

気温も雪も温かい

12月31日に妙高で雨の中スキーをしました。
年末ですよ?笑

クリスマス前後ではあまりの温かさに各地で全層雪崩の発生が報告されました。

一見降っている雪も温かいがために変態が早い、早い
2月には昇温+降雪がないとシーズン初めから言われております。

この気温のまま2月に突入したら各地で全層雪崩が相次ぎ
雪解けも早いのでしょうね。

20年かけて夢を叶えた話

つい最近、夢を叶えました。
夢を達成するのに20年もかかってしまいました。

少しだけ前提を書き出してみたいと思います。

自分は雪崩管理の仕事をしておりこの仕事を始めてから11年が経ちました。
雪崩管理の仕事を始めた頃は職業として認知されていなかったので

えっ?スキー場って雪崩管理しているのですか?
何のためにするのですか?爆薬使用してるんですか!?

と良く言われたものです。
(スキー場の雪崩管理はパトロールにより昔から行われています、私は雪崩管理を専門的にやっているという認識でお願いします。)

ここ10年は「雪崩管理」という職業を“職業“として認知(確立)してもらうために奮闘してきました。

流れが変わったのは昨年Goldwinさんに撮影して頂いた映像が世に出回ってから職業として認知されたなと実感しました。

まだ見ていないという方は動画はこちらから↓
https://www.goldwin.co.jp/goldwin/feature/kengo-moriyama?srsltid=AfmBOoq-8BgKs8N0FfHMFSNBG1wx-90eAlsCql4brUftAkwhpiJ8di-X

最近では変に自己紹介をするより、動画を見て頂く方が早いという感じです。

なぜ職業として確立するために奮闘してきたかというと
職業として認知されないと、担い手が増えないということが一点

もう一点はサポートして頂けないということです。

日本って前例がないことをやろうとすると本当に大変なんですよ‥
救助犬然り、爆薬然り、そういうことばかりを経験してきたからよくわかります。

どう頑張ったって煌びやかな、ライダーやガイドに目が行きがちだし、稼げるイメージが強いじゃないですか

認知されないとサポートされないわ、給料が上がらないなど様々な問題があるわけで、そんな職業を若者が目指したいと思いますか?

やるからにはカッコ良くて、稼げて、みんなが目指したいと思うようでなくてはと思います。

ARMADA

ARMADAスキーとの出会いは20年前、フリースキーを本格的に始めた頃にアメリカで立ち上がったライダーズブランド

当時を彩る名スキーヤー、タナーホール、JPオークレア、TJシラーなどが立ち上げて履いていたブランド

それはもう憧れで憧れで、立ち上がった当初は日本に入ってきておらず、長野市にあったオリンピックスポーツでARMADAの板を見た時は本当に衝撃でいつかこの板を履きたい
いつかこのブランドにサポートして貰いたいと願ったのを今でも覚えています。

その後、フリースキーを続けていましたが、選手として芽は出ることもなく
怪我をしてひっそりと引退していきました。

それがひょんな事から山岳救助犬の育成を始めて
雪崩管理の世界に入り、今に至り

念願叶って今シーズンからARMADA SKIさんにサポートして頂けることになりました。

本当に嬉しかったですね‥涙が出るほど嬉しかったです。

「雪崩管理」を職業として確立して、20年前の夢を叶えた瞬間でしたから
諦めずにコツコツと続けてきて良かったと思いました。

諦めなければ夢は叶う

今に至って思うことは“続ける“ことの大切さと難しさですね。
当時はフリースキーが立ち上がり物凄い勢いがあった時代、多くの人が夢を見てスキーに携わり、仕事として確率するために必死だったように思います。

横を振り返れば、当時のメンバーでスキーで稼ぎ生きていけている人はどれだけいるのでしょうか?
皮肉ってるわけではなく、続けるってそれだけ難しいということです。

スキー界の水も甘いも10代の頃から見続けているからよりそう思うのです。
人生って波があって良い時もあれば悪い時もある、それの繰り返しじゃないですか
良い時は何もしなくても良い話やこと、もの、人が舞い込んでくる
逆に悪い時は際限なく全てが悪いことに一直線に向かっていく
この悪い時を以下に耐え忍ぶか、評価されなかろうとコツコツとやり続けるかが重要だなと思いました。

若い子達に言いたいのは
「諦めなければ夢は叶う」ということ

自分は雪崩管理という職業を認知してもらうまでに10年という月日がかかりました。
自分の夢を叶うのに20年という時間がかかりました。

単年度で何でもやり遂げようとするのではなく、そのくらいのタイムスパンでもの事を捉えて、形作っていくことも重要じゃないかな

自分の場合はとびっきり遅いだけかもしれないけれど
じっくり、コツコツと積み重ねていくことは大切だよ
人生は短くも長いのだから

あのタナーホールに少しは追いつけたかな?

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